時を刻む資産の価値を保つ 腕時計の誤った修理

資産

腕時計:単なる時間計測器ではない

腕時計は単なる時間計測器ではありません。それは一種のステータスシンボルであり、パーソナルスタイルの一部であり、時には重要な投資でもあります。特に高級腕時計は、美学的価値と投資価値の両方を兼ね備えています。

美学的価値と投資価値

美学的な観点から見ると、高級腕時計は非常に魅力的です。それぞれの時計は独自のデザインとクラフトマンシップを持ち、それ自体が一種の芸術作品とも言えます。それはその所有者の個性とスタイルを表現する一つの方法であり、しばしば他人の注目を引くアイテムです。

投資としての観点から見ると、高級腕時計は一部の人々にとっては有望な資産です。一部の時計は時間と共に価値が増すことがありますし、一部の希少なモデルはコレクターの間で競争が激しく、それにより価格が上昇します。

しかし、これらの価値を維持、あるいは増加させるには、適切なケアとメンテナンスが不可欠です。次のセクションでは、時計のメンテナンスと修理がその資産価値をどのように保つのかを説明します。

時計の価値において誤った修理

時計のお買取りをさせて頂く際に、たまにとてももったいないと思う事があります。これは特にヴィンテージ(アンティーク)時計、例えば1980年代以前の4桁モデルのロレックスに多いです。このようなモデルは、ロレックスに修理の依頼をすれば大抵は受け付けて頂けます。修理は高額かもしれませんが、メーカー保証もあるため、多くのお客様が安心して修理を依頼します。

しかしながら、これは資産価値の観点から見ると、危険な行為とも言えます。2023年現在も、ロレックス、パテックフィリップ、オメガ、カルティエなどのヴィンテージ時計は世界的に人気があり、需要が増しています。ロレックスの4桁のメーカー修理に出した場合、高い確率で文字盤や針、場合によってはケースまで新品に交換されてしまいます。修理から戻ってくると、見た目は新品のようにとても綺麗な状態になっていることもあります。しかし、この時点で資産としての価値は大幅に下落します。

資産価値の維持

高い価値が保たれるためには、販売時のオリジナルパーツが非常に重要です。
例えば、メーカー修理を出さなければ150万円でお買取りが可能だった腕時計も、修理を行った結果、50万円にまで価値が下がってしまうことがあります。これは過去にロレックスのサブマリーナー 5513で実際に起こった事例の一つです。

修理代もかかり、価値が下がってしまったら本当にもったいないです。

なぜこうなったのかというと、メーカー修理で文字盤、針、ケースが交換されたからです。修理を進行する前に、メーカーから修理内容の連絡があるとは思いますが、基本的にオーバーホールだけでは修理して頂けない事が多いです。そして、一度交換されてしまった部品は、現在では基本的に所有者には返還されません。

腕時計を長く使用するためにも、また将来的に売却を考えている方にとっても、修理の際は慎重な判断が必要となります。時計の価値を保つためには、修理も重要な一環となります。

ときばかりでの修理受付

ときばかりでは、修理の受付も行っております。どのような修理が最善かを判断し、お客様にメリット、デメリットも説明させていただきます。修理は弊社提携の修理工場で行います。修理代金の費用ですが、メーカー修理の30~50%くらいの費用で収まるものも多いです。

例えば、メーカー修理が100,000円だった場合、弊社では30,000円になることもあります。修理の世界も奥が深いため、何か質問や気になる点がございましたら、下記のメールやLINEからお気軽にお問い合わせください。

ときばかりでは、ご来店に関しましてはご予約制とさせていただいております。メール、LINE、お電話等でご予約の程、お願いいたします。お客様のご都合がよい日時をお知らせいただき、改めてご連絡させていただきます。ゆっくりと商品をご覧いただき、売却をお考えの方にはご相談いただけます。ご連絡をお待ちしております。

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店主 森谷(モリヤ)

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